兵庫県西宮市西宮浜

2021年01月28日


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』 菊池貝類館は子供の頃に行ったことがあるが、西宮市貝類館の存在は最近まで知らなかった。
西宮市貝類館(ウィキペデアから抜粋)
 1999年5月7日に西宮浜に開館したこの施設は、世界各地の貝類、約2,000種、5,000点が展示されている貝類専門のユニークな博物館。 館内には重さ200kgを超えるオオシャコガイからゴマ粒ほどの小さな貝、生きたオウムガイなどが展示され、実際に貝を手にとってふれることも出来る。 各展示コーナーには日本の貝をはじめ、世界の貝、貝の起源・進化などが分かりやすく解説されている。 学習室には貝に関するビデオや書物なども多数あり、実物や映像を通して誰もが楽しめる施設となっている。
  貝類館の建物は安藤忠雄の設計であり、風をいっぱいに受ける帆をイメージしたデザインとコンクリート打ち放しの外観が特徴的。
隣接している西宮浜公民館との間にある中庭には、海洋冒険家である堀江謙一から寄贈された実物の「マーメイド4世号」が展示されている。 
貝殻のコレクション
  現在、貝殻集めには何の興味も無く、20代の時に自分で採取した生きた貝のコレクションに夢中になった思い出だけである。 サザエのつぼ焼き、アワビの刺身、焼き牡蠣は大好物であるが、貝殻を残したいとは一切思わない。
記憶に残っている貝のコレクション
 ・タカラガイ各種
 ・イモガイ各種
 ・スイジガイ
 ・ヤコウガイ
 ・ホラガイ
 ・30kgのアコヤガイ(屋我地ビーチにプレゼントした。
 ・サザエ、アワビ、イワガキ、アオヤギ、アサリはコレクションに入らず。
西宮市貝類館
  貝類には過去に少し異質な趣味があり、二十歳代の素潜りに夢中になっていた頃に、
自分で採った生きた貝だけをコレクションにすることを、序での趣味としていた。
生きた貝から中身を抜くには身を腐らせるのが一番であるが、この腐った貝の身は
強烈な匂いを発する。 タカラガイ等から身を抜くのはプロでもやっている方法である。
にしのみやし・かいるいかん

西宮大橋を渡り、西宮人工島に入れば、南西の角近くに ”西宮市貝類館”がある。
所在地:兵県西宮市西宮浜4丁目13-4
休館日:毎週水曜日
開館時間:10時〜17時
観覧料:高校生以上200円(詳細はHPで)
道路に面した ”西宮市貝類館”の入口にも大きな ”シャコガイ”が転がっていたが、
もう少し、手入れをしてやって欲しい感じであった。
館内はそう広いものではなかったが、ぎっしりと貝が展示されていた。
上写真と同じ展示場であるが、モニターの表示が順次変わっていた。
貝の展示は数が多く、ゆっくりと眺めていられなかった。 思い出のある貝だけじっくり眺める。
これだけの貝をよくぞ分類し、名前を調べたものだ。
下段の棚は ”イモガイ”類であろうが、”イモガイ”は塩ゆでにすると
ビールの当てにぴったりで、沖縄、屋我地の海で沢山採ったことがある。
”イモガイ”は塩ゆでにすると、簡単に爪楊枝で抜くことが出来た。
上段の棚の ”ホネガイ”類は砂地に住んでいるらしく、海で生きた実物を見たことがない。
知っている貝は殆どないので、ただボードを眺めるだけとなってしまう。
海外となると、更に知っている貝が無くなる。
大型の巻貝の内、”ヤコウガイ”は探しに探し回って、3ヶはゲットしている。
入口には ”サザエ”と同じく大きな蓋があるが、茹でると簡単に身は取り出せた。
”オウムガイ”は綺麗なオブジェになるが、買ってまで
コレクションしようと思った事がない。
”スイジガイ”も採種の対象であり、近縁の種類と含めて5ヶ程は採っている。身は割らないと取り出せないので、食べたことがない。
”オウムガイ”は巻貝に見えるが、イカやタコと同じ頭足類らしい。
展示場の最奥から入口側を見る。 左側には菊池典男氏と黒田徳米氏を称えたコーナーがあった。
”ホラガイ”にも深い思い出れがあり、沢山採っている。
屋我地ビーチの従業員がダブルタンクのスキューバセットを購入し、
”ホラガイ”を採ってくる様においらに託したのだった。
”ホラガイ”の刺身はカマボコの様な味がした。
”タカラガイ”類も沢山採っているが、身を食べるには殻を割るしかないので食べたことはない。
貝殻として残す為には、中身を取り出す必要があり、土に埋めて腐らすのが一番であるが、これが強烈に臭くなる。
”リュウグウオキナエビス”が初めて発見された時には数百万円の値段が付いたが、
これは金になると台湾漁師が採り出すと、沢山採れて、一気に価格が下落したとの話しを思い出す。
”ヤコウガイ”に対しても深い思い出がある。 絶対に採りたくて沖縄の内を探し回ったが中々見付からず。
見付かる時は簡単で、ひょんなことから3つ程は採っている。
身を刺身で食べるには蓋に紐を巻いて吊るし首の刑にする。
淡泊な肉質で、御馳走とは思わなかった。
新西宮ヨットハーバー
貝類館から道路を挟んで直ぐ南側の ”新西宮ヨットハーバー”を少し散策する。
ヨットハーバには大型ヨットとクルーザ船がぎっしりと並んでいた。
堀江健一さんが太平洋横断に出発した1962年5月12日には、こんなヨットハーバーは無く、
西宮の漁港から蜜出国として出発したとのことである。 無事、アメリカに着いた時には大きなニュースになっていた。
自分の貝のコレクションの内、今も家に残っている ”スイジガイ”
長年、庭に野ざらしにしていたので、色が抜けてしまった。
”スイジガイ”も殻を割らないと身が取れないので食べたことがない。
安藤忠雄氏の設計らしく、入口エントランスはコンクリートの内っ放しであった。
安藤忠雄氏が設計したと言う ”西宮市貝類館”には車3台分の
駐車場しかなく、それも、極狭い駐車場であった。
奄美、沖縄方面でしか採れない ”リュウキュウサザエ”は
苦味の無いイカの様な身で大変美味しかったのを記憶している。